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早いもので12月も上旬が終わろうとしています!!
やり残しが一つでも少なくなるようやっていきたいものです。
両立支援コーディネーターという
患者・家族が治療と仕事の両立を図る上で、多くの場合、医療と職域間の連携が必要ですが、実際の治療現場では、職域との連携や協議に注力できるほどの自由度が乏しいといった理由から、十分な連携が機能しておらず、職場においても積極的な支援がなされていないというのが実情です。
そこで、患者・家族と医師・MSWなどの医療側と産業医・衛生管理者・人事労務担当者などの企業側の3者間の情報共有のためのコーディネーターの配置・養成が必要となります。
そのため、将来的には、治療と仕事の両立支援体制が確立できるよう、治療就労両立支援事業の一環として、研修事業を実施し、両立支援コーディネーターの養成を図ることとしています。
この研修を実施しているのが、労働者健康安全機構となります。
なかなか耳慣れない独立行政法人ですが、労災病院を運営しています。
また、社労士試験で勉強する社会復帰促進等事業を実施している組織でもあります。
両立支援コーディネーターの基礎研修はこのようになっています!!
患者さんを中心に医療機関と職場との間で情報を提供し、仲介・調整の役割を担う「両立支援コーディネーター」を養成するため、「両立支援コーディネーター基礎研修」を実施しております。
平成27年度に機構職員を対象として開始し、平成29年度からは受講対象者を一般の方々(医療従事者・企業の労務担当者・社会保険労務士・患者団体関係者等)に拡大、両立支援の「理念」の普及とコーディネーターの養成を行っております。
平成30年度からは厚生労働省から通達が発出され、研修のカリキュラムが明記されたことから、これに適応するよう内容を追加して行っています。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、集合形式での研修をオンライン形式での研修に変更して開催いたしました。
詳細はこちらをご参照ください!!
両立支援コーディネーター 基礎研修|労災疾病等研究普及サイト
令和3年度のスケジュールは下記のサイトでご確認ください。
次回の第8回と第9回の開催申込は、12月20日より行われます。
定員は各回550名程度となっています。
講習は期日までに動画配信研修を受講し、その後、指定日にWEBライブ講習(演習等)を受講する形式となります。
この講習は、様々な知識の習得に役立ち、しかも無料です!!
そのため、人気があり、抽選制を搔い潜らないと受講できません!!
動画配信研修の内容は
両立支援コーディネーターの必要性とその役割
基本的な医療に関する知識
産業保健に関する知識
労務管理に関する知識
社会資源に関する知識
両立支援のためのコミュニケーション技術
がん経験者による当事者談話
の受講をして期日までに行います。
Webライブ講習は
両立支援コーディネートの実際
と題して、Web受講と個人ワーク、各種設問に回答する方式となります。
Webライブ講習では、受講状況をWeb会議システムを利用して受講状況の確認が実施されます。
近年、疾病を抱えながら勤務する方が増えております!!
正直、この講習を受講したからといって
「私はコーディネーターだぁ!!」
と明確な資格を付与されるわけではありません。
人事総務担当者、社労士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、医療従事者には、寄り添う姿勢であったり、それぞれの専門分野と他の専門分野とを連携する橋渡し役としての知識が大切になると思います。
今すぐ必要ないかもしれませんが、身近な人が困る場合もあるので、こうした知識を習得するのは良いことだと思います!!