11月10日の発表から少し時間が空きました。
社労士についてこのようなニュースがあったので拾ってみました。
勉強1日19時間!苦節6年…カンテレ林アナ、超難関「社会保険労務士」合格 - SANSPO.COM(サンスポ)
社労士試験の場合、受験者38,685人に試験までのそれぞれのドラマがあり、合格者2,613人には合格するまでのそれぞれのドラマがあったと思います。
たまたま、この方がアナウンサーというマスコミ関係者であったからこのように取り上げられただけの話だと思います。
これが他の資格でもそうだと思います。
この方は3年間、総合点では合格基準点に達していたそうですが「1科目のあと1点」で涙を飲んだということなのでおそらくは「選択式」で苦しまれたのだと思います。
社労士試験を受験されたことのない方にはなかなかわからないかもしれませんが、この1点がとてつもなく大きいのです。
私も選択式労災で基準点割れの2点で試験終了から合格発表まで生きた心地がせずにいたのでこの気持ちはよくわかります。
資格試験は、合否ではなく点数化する資格試験もありますが、基本、合格か不合格かのどちらかです。
いくら努力して、猛勉強して、模試で高得点取って優秀者になったとしても本番で結果が出せないと全てが水の泡となります。
日本人はプロセスが好きな方が多いです。
「よく頑張りました。次頑張りましょう!!」ってなります。
でも現実は
「よく頑張りましたが不合格でした!!」
という不合格という現実と不合格であった評価しかありません。
私も知人の社労士不合格に対しては、何といえばいいのかわからず「頑張った自分を褒めて下さい」という励まししか出来ませんでした。
が、結局は合格したか不合格だったかなのです。
さて、不合格になった受験生は、何通りかに分かれるかと思いますが
・択一は達していたけど選択で不合格になった方
・「あと1点」で不合格になった方
択一が合格ラインだったり、「あと1点」という方は、合格レベルには到達しているのです。努力もしてたし、勉強方法が間違っていたのではないのです。
確かにここまでの点数を取るために血反吐を吐く思いをしたとかでしょうから、「やめるのはもったいない!!」という気持ちになるのはわかります。
ですが、択一式で35点から45点にする勉強と44点から45点にする勉強は困難さが違いますし、選択式の1点の壁は相当厚いし高いと思います。
今年、出来たからといっても、社労士試験です。来年の本試験でヘンテコリンな問題にやられるかもしれません。
再受験を決断されたのであれば、迷っている暇はありません。
先ずは、現状から8月27日のレベルに戻し、それから、このレベルを保ちつつ「1点」を取りにいかないといけません。見えない敵と戦う厳しい戦いになります。
明日は勤労感謝の日です。
今一度、冷静な気持ちで判断してもいいかと思います。